東日本大震災の被災地、宮城県石巻市の災害ボランティアセンターで先月、医師免許がないのに、医師をかたったとして、男が医師法違反(名称の使用制限)の疑いで逮捕されました。
ニセ医師が提示した「医師国家資格認定証」の写し(上)と実際の医師免許証の様式(下)
――そもそも医師免許とはどんなものなのですか。
「医師であることを証明するものです。医師の業務などを定めた医師法によると、日本で医師になるには医師国家試験に合格しなければなりません。合格者に厚労相が交付するのが医師免許証です。賞状のような様式で、名前や生年月日、医籍と呼ばれる登録番号、交付時の大臣名などが記されています。『ニセ免許証』を作らせないようにと、『すかし』などの特殊な加工がされています。医師だと証明する書類はこれのみです」
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