音楽、ミステリー、映画、テレビ、ときどき仕事:So-netブログ
さて、IE8用のZEPHONのケーブルだが、線が純正よりも太くて、硬い。
その上、あらかじめ付けられてる巻グセ(耳の後ろに回すためのもの)がワタシの耳とは合っていない。
納品されたままの状態では、装着してもすぐに耳から抜けてしまうので、いろいろ工夫。
抜けにくく安定しやすいチップはComplyだが、IE8でComplyを使うと、音がフカフカとゆーか、スカスカになってしまうので使えない。
IE8付属のチップやその他のイヤホンのチップでIE8のステムと合うものを色々試したところ、K3003のチップ(L)が具合がよかった。
ちなみにK3003は耳の奥まで差し込むためチップ(M)を使っているが、IE8は耳の浅いところに安定させるタイプなのでチップ(L)で丁度よいとゆーことになった。
アメリカの肥満は日本に比べ
チップが決まったところで、今度は巻グセを自分の耳やアタマと合わせて付け直すのだが、すぐに元の巻グセの形に戻ってしまう。
このため、スライダーで締め上げるよーな感じで固定したほうがよいのだが、このスライダーが緩い。
ライターで炙っても、チューブが縮むよりも先に溶けてしまうよーな感じ。
しょうがないので、ケーブルをまとめるために使う極細の針金が入った細いバンド(アレって何か名称あるんだっけ?)を巻いてスライダーの後ろ支えにする。
こーして、チップの選択、巻グセの付け直し、スライダーの補強までやって、よーやくまともに聴ける状態になった。
サンjaqinバレー熱犬
で、肝心の音のほうだが、純正ケーブルに比べてバランスが相当に変わる。
低音が締まって、相対的に中高音がクリアに聴こえる。
ただし、高音のカツーンと抜けるよーなところまで素直に伸びるわけではない。
銀メッキ(の銅線)のためか時々金属的な付帯音みたいなもんが付いてるよーに聴こえることもあるが、気になるほどではない。
肥満ボール
F特のバランスは以上のとおりフラットな方向に変化するが、音場感はどうか?
この要素まで大きく変わってしまっては、IE8を使う意味も薄らいでしまう。
これについては上流次第。
C4で聴くと、音の距離が近くなる(IE8っぽくない方向に変化)。
CK4+The Portaphile627では、もう少し遠くからの音に聴こえ、IE8のレビューで時折見かける「ヘッドフォンで聴いているよーな音」の印象に近づく。
HM-602では、音の距離感はCK4+The Portaphile627と同様だが、音が開放的とゆーか、キレイに散乱してくれるよーな聴こえ方になる。
HM-602での音が「ヘッドフォンで聴淹れるよーな音」のイメージにイチバン近い。
このよーな経緯を経て、昨日の組合せに至ったわけだが、聴いた曲は、上原ひろみ「Voice」、ショルティ・VPOのワーグナー「指環」管弦楽曲集(楽劇ハイライツ版ではなく82年にディジタル録音で収録されたオケバージョン)、スザンヌ・ヴェガ「Close-Up Vol.3」。
音は上記のとおりで、特に不得手な音楽ジャンルはなさそうだ(ロックはあまり聴かないので、ワタシには判断する素養がない)。
以上のように、装着には一工夫が要ること、音の変化が大きいことを踏まえると、コレでリケーブルしよーかなって思ったヒトは、試聴機で確認してから決めた方がよいと思う。
ワタシにとってはコレはアリだなと納得できたので入手して正解だったけど。
なお、オヤイデのZEPHONE紹介ページで告知されてたとおり、ユニットとの接合面でピンが合わなかったり、緩かったり、きつかったりと工作精度に難がある個体がだいぶ出ているようだ。
幸いにしてワタシの購入したケーブルでは大丈夫だったが。
昨日の読書
高杉良「管理職の本分」(講談社文庫)に着手し、前半まで。
立ち読みせずに買ってしまったが、これって3年前に読んだ「反乱する管理職」を文庫化にあたって改題したものだった。
まぁ、面白いから再読することにしたが、こーゆー本文に手を加えずに改題だけするよーなんはやめてほしーわ。
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